カメレオンマグ
side by side 〜気がつけばいつも傍らに〜
story of terakuya

ある日 何気なく毎日使っていた湯呑を
手を滑らせて割ってしまいました。
旅先でふらっと立ち寄ったお土産店で
気まぐれに手に取った湯呑でした。

でも、次の日から他のどの湯呑を使ってみても
どこかしっくりこない。

その時初めて
割れてしまった湯呑みは
知らず知らずのうちにいつも手元にあり
どんなに手に馴染んでいたか
どんなに気に入っていたかに気づきました。

あの湯呑みがいい と思いました。

あの湯呑みを買うために
もう一度 旅に出かけました。

探し歩いてようやく見つけた時の
なんとも言えない喜びは
今も忘れられません。

それでも手にした時
同じものだけど少し違う
懐かしいのにどこか新しい
ひとつひとつが出会いなんだと
感じた瞬間でした。

それからうつわに興味を持ち
いつしか物づくりに魅せられて
作り手になりたいと思うようになりました。

陶器で日々の暮らしに寄り添いたい。
気がつけばいつも手にしている
そんな器をお届けしたいと思っています。

terakuya
ひっかけシリーズ
finger tips 〜小さな動物たちのこと〜
story of terakuya

小さな生き物たちは
うつわとは少し違う気持ちで作っています。

出店をしていると
初めましての皆さんが店の前を通り過ぎていきます。
そんな中、何これ?! と立ち止まり
困惑した様子やあわよくば笑顔がのぞいたら
ちょっと心をくすぐることができたかも…
そう思えるだけで幸せなのです。

ひっかけシリーズや小さな生き物たちの
焼き物ならではの色合いだけでなく
優しい重さと肌触りを指先で感じてください。

炎の造形
inner force 〜自分を支えるための造形〜
story of terakuya

走り続けて、動けなくなった。

このまま終わってしまうのか。

助けてくれたのは
土と向き合う時間でした。

誰かのためではなく
ただ自分だけのために
ただ土の声を聞きながら。

そうして生まれたものは
私を支えてくれる。

笑えるものも、使えるものも、
自分を支えるための造形も——
根っこは同じ、手で楽しむこと。

terakuya